物を買うということ

前にブログを書いた日から、はや2週間が経ちます。時の移ろいというのはなしてこないに早いものか、本当に早いですね。

さて、今日はあるものを買うことについて書いてみようと思います。先日、久しぶりに百貨店で冬服を買いました。休日は家でもほぼ同じ格好、外に行くときもジャージです。平日も会社に行くのにスーツを着ない、しかも、電車通勤しない、イコール、服装にあまりこだわらない、つまり、服を買う機会がとても減りました。また、ファッションへの関心も薄れてきましたので、ユニクロの服で全く問題ありません。すいません、これではユニクロに失礼ですね。初めてユニクロで服を買ったときと比較したら、品質もデザインも本当に良くなったと思います。

とは言え、ちょっとぐらいは他のブランドも見てみようというのと気分転換も兼ねて百貨店に行ったのです。ブランドによる差というのはよく分かりませんが、やはり、オシャレでした。2着ほど買いましたが、これでしばらく買うことはないと思います。百貨店に行ったのが平日だったこともあり、店は空いていました。

あるものを購入したいという欲が急速に薄れてきています。それは、ファッションに限った話ではありません。例えば、今、新車を購入する、あるいは、新築の家を建てる?という問いには即答でNoと答えます。そこまで高級な物でなくても、欲しいものは何か?と問われれば、特にありません。車は動けば中古で全く問題がありません。車に詳しいわけではないので性能の違いもよく分かりません。新築に至っては、35年ローンなど意味不明です。家を購入して3年後には間違いなく後悔していると思いますので。

なぜに、このような価値観の変化が起きたのでしょう。それだけ自分が年齢を重ねたというのもあるでしょう、震災の影響というのも大きいと思います。でも、それだけではないと思っています。物を購入して得られる満足感が少なくなってきて、他のことに関心が移っているのだと思います。

そう考えると、今の若い人はどうなのでしょう。自分が学生の頃にはなかった携帯電話があります。今や機能もこれでもかというくらいに充実しています。いったい、ITはどこまで進化するのでしょうか。はともかく、SNSサービスを利用しているので、物を購入するお金と時間があったら、そっちにお金と時間を使いたいという人も増えているのではないでしょうか。

これから、ますます個人の嗜好が多様化して、物を購入するということへの欲は少なくなっていく気がします。経済的にそれが良いことかどうかは別として、そういう時代に入っている、そういうことだと思います。